星空を見上げて
翌朝圭介さんはいつものように会社に出掛けていった
会社に行ったといっても引き継ぎは全て終わっているので
挨拶回りのみのためだ
私は冴子さんとお茶の約束をしているので
支度をすませ待ち合わせの場所に向かった
待ち合わせ場所に行くとすでに冴子さんは来ていた
「遅くなってすいません」
「大丈夫よまだ時間前だから、じゃ入りましょうか」
そう言うと私たちは近くのカフェレストランに入った
「今日新城くんは?」
「挨拶まわりがまだ残っているそうなのでそれに行ってます」
「支社長だと大変ね、それで東京にはいつ?」
「明日発ちます」
「私は昨日まで」
「え?もう少し先じゃなかったんですか」
「有休が溜まってたからそれを全部使うことにしたの
会社に行くのは昨日で終わり、あとは有休消化」
「結婚式の日取りって決まったんですか?」
「ううんまだ、これから彼と相談して決めようと思ってる
決まったら招待状送るからよろしくね」
「はい」