星空を見上げて

・・・・・

「さてとそろそろお暇するわね」

「絵里さん今日は有難うございました」

「分らないことがあったら何でも聞いてね
万がいち私がいなくても母さんがいるから」

「はい」玄関まで絵里さんを見送るとじゃあねと言って帰っていった

リビングに戻りソファーに座ると圭介さんが隣に座った
そして私のお腹に手を当てると

「ここにいるんだな俺たちの子供が」

「病院で双子って聞いて嬉しかったんです私は1人っ子だったので・・
私が両親に受けたのと同じように愛情いっぱいで
この子たちを育てていきたい」

「ああそうだな」
そう言うと彼は私のお腹に顔をうずめた
生まれる前からこんなに愛されているこの子たちは幸せものだ
早く生まれておいでパパとママが待っているよ


・・・・・  ・・・・・


「ただいま」

「パパおかえりー」と彼に飛びついていく

「ただいま圭人」そう言って抱き上げながらリビングに入ってきた

「お帰りなさい」

「パパおかえりー」

「圭司はママの手伝いかエライな」とアタマをぽんぽんすると
えへへーと照れていた

「パパ僕もー」と言うので
圭人のアタマもぽんぽんすると嬉しそうにしていた
どうも圭人と圭司はアタマぽんぽんされるのが好きみたいだ

「お風呂沸いてますから入ってきてください」

「ああ分った」

「僕も入るー」

「僕もー」と言い2人が彼に付いていった

「よし皆で入ろう」

「「わーい」」と言い嬉しそうにバスルームに向かった


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