星空を見上げて
食事が終わると彼が子供たちと遊んでいる間に私は後片付けとお風呂をすませた
お風呂から出てくると3人はドラ○もんのDVDを見ていた
真ん中に圭介さん左右に圭人と圭司、その姿に癒される
圭介さんと出会った頃はまさかこんな日が来るなんて思ってもみなかった
この風景の中に自分もいることがとても嬉しい
ソファーに座り3人をじっと見ていると圭介さんが私に気がついた
彼は子供たちに耳打ちすると私のところに来た
そしてソファーに座り肩を抱き寄せた
久しぶりの温もりに私は彼にカラダをくっつけた
「大好きな人たちに囲まれて暮らせることが
こんなに幸せだなんて思ってもみなかった」
「葵、俺と出会ってくれて有難う」
「圭介さん」
「俺は幸せ者だな」
私は彼の肩にアタマを乗せ2人の子供を見つめていた
すると視線に気がついたのか圭司がこっちを振り向いた
私が両手を広げると飛びついてきた
「ママー」抱きしめると
圭人もやってきて圭介さんに抱きついた
ソファーで4人くっつきながらいつまでもじゃれあった
・・・・・
「「ママ行ってきまーす」」
「じゃあ行ってくる」
「行ってらっしゃい」
今日もまたいつもの1日が始まる
この幸せがいつまでも続くことを願って私は3人を見送った
-end-