星空を見上げて
圭介side
店内の隅のほうに置いてある椅子を見つけると深く座りこんだ
すると草摩君がこっちに歩いてきた、そして
「聞いても良いですか?」
「何?」
「葵ちゃんのこと好きなんですか?」
「なぜ?」
「オレ、涼太と葵ちゃんが付き合い始めたときから知ってるんです
2人はとても仲陸まじくて見てるオレも優しい気持ちになれた
北海道旅行もお互いの仕事の関係で
中々一緒に居られないのを気にして涼太が提案したんです
葵ちゃんも凄く喜んでいて楽しい旅行になるはずだった、でも」
良かれと思ってしたことが裏目にでてしまった
「できることなら元のさやに戻ってほしいけど
新城さんと葵ちゃんの2人の雰囲気を見てたら何となくね
それは涼太も感じてると思いますよ
やりなおしたいとは思ってるみたいだけど半分諦めているんじゃないかな
オレは2人とも好きなのでどっちも幸せになってほしい
だから聞きたいんです、葵ちゃんのことどう思ってますか?」
「・・・」