星空を見上げて

圭介side

部屋に戻りソファーに座るとどっと疲れが押し寄せた
今日は長い1日だった

仕事を終わらせると急ぎ瞳に電話しながら会社を出る
駅で待ち合わせた方が早いのだがホテルから一緒に行きたかった
案の定ホテルにつくと俺を見つけた彼女のホッとした顔
やはりこっちで正解だったな

その後草摩君と俺たちは1軒の居酒屋へ、既に日下部君が来ていた

自己紹介もそこそこにさっそく日下部君が瞳に声をかける
何も覚えていない彼女は居心地が悪そうに話をかえしていたが
2人で話したいというと日下部君は驚いていた

話の内容は何となく想像できたが
思っていたよりも早く済んだのには少し驚いた
とりあえず話したいことは話せたようで今夜はそこでお開きとなった

その後ホテルに帰ると彼女に呼び止められる
どうやら瞳が学生時代お世話になった伯父と
卒業後働いていたお店の2つの連絡先が書かれていたメモを渡されたらしい

明日そのコーヒーショップに行きたいとのこと

明日も仕事を休めない俺は
終わったら必ず連絡するように約束して部屋に戻った

しかし明日はいいとして伯父の方は1人で行かせたくない
何とかして行く方向で仕事を調整するか、ということは明日も忙しくなりそうだ

そう考えると1本電話をかけて今日はもう休むことにした


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