星空を見上げて

お店を出るとまだお昼少し過ぎ
とりあえずひとつめのミッションは終了した

必ず連絡してくれと言われたのを思い出し彼に電話をする
しかし今はまだ仕事中だ、忙しいのだろう出ない
しばらく呼び出していたが留守番に切り替わったので
伝言をいれ電話をきった

さてもうひとつのミッション、伯父への電話だ
メモにかかれている番号に電話をかける

どきどきしながら待っていると数回のコールで相手が電話に出た

「もしもし」

何て言っていいのか分らずに黙っていると
「もしもし?」と再度言ってきた

恐る恐る「もしもし」と返すと私の声が分ったのだろう

一瞬間が空き「葵ちゃんか?」と聞かれた
私は「はい」と返事し、そして「ご無沙汰しています」と続けた

まさか私から連絡があるとは思っていなかったのだろう
相手はかなり驚いていた


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