星空を見上げて
ホテルに帰ってくれば
いつもならそれぞれの部屋に戻っていくのだけど今夜は違った
”今夜は一緒にいたい”
そう言われ私は圭介さんの部屋にいる
ソファーに座っていた私は抱き上げられ彼の膝の上に座らされると
ぎゅっと抱きしめられた
彼の体温を感じる、ほっとする
「葵」
色っぽく私の名を呼ぶ声に胸がアツくなる
恐る恐る彼の背中に手をまわすときゅっとしがみついた
するとそれに気がついた彼は強く抱きしめてきた
「圭介さん好き、大好き」
「葵」
少しカラダを離し、顔を見合わせるとどちらからともなく唇をかさねた
彼のキスは優しくて甘い、何度もキスを交わすとまた抱き合った
その後、私たちは順番にお風呂に入った
明日は伯父に会うので今日は早めに休もうということになったのだ
先に私が入り、圭介さんが出てくるのをベッドの上で待っていた
しかしいつしか眠くなりそのまま寝てしまった
バスルームから出てきた彼はそんな私を見ると
ふっと微笑んで私をベッドに寝かせ自分も隣に入ってきた
そしてそっと抱きしめ「おやすみ」と
私のアタマにキスをすると彼も目をとじた