星空を見上げて

東京を出発して約3時間ようやく目的地に着いた
駅に降り立つと目に入る文字
そこは温泉としても有名な観光地だった

雪もちらつき久しぶりに感じた寒さが北海道を思い出させる
向こうも雪振ってるのかな?

駅前からタクシーに乗りこむ
車窓を眺めているとあっという間にホテルに到着
無事チェックインを済ませた私たちは部屋に向かった


私たちの部屋は
大きなダブルベッドがある寝室の他にソファーや
ダイニングテーブルが置かれている部屋の2間続きだった

これってスィート?
東京のあの部屋も広かったけどこっちも広くてびっくり
たった1泊なのにここに泊まるの?

「ここは露天風呂つきだぞ」

「露天風呂?」

ベランダが見えたので窓をあけ外を覗いてみると

「わぁー」

ヒノキのいい香りがする、眺めも最高贅沢だなぁ

「今日はゆっくり過ごそう
上手いもの食べて一緒に露天風呂に入るぞ」

「一緒に?」

「2人っきりで入りたいからな」


そんなことを話してるとまた雪が降ってきた
何も言わずに見ていると

「北海道を思い出したか?」

「はい早く帰りたいです」

そう言うと彼は私の顔を覗きこみキスをした
腰を抱き寄せられカラダが密着する
何度も繰り返される甘いキスにカラダがとろけそう

そうしてしばらくのあいだ私たちはキスを繰り返した


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