星空を見上げて

ウチに着くと急いでキッチンに立ち、料理を作り始める
その間彼にはお風呂に入ってもらった

今夜はお肉たっぷりのカレーうどん、付け合わせはもやしサラダにした
あまり難しくないので思ったほど時間をかけずに作れる

あとちょっとというところで圭介さんがバスルームから出てきた

「もうちょっとで出来ますから」

「書斎にいるから出来たら教えてくれ」と彼は書斎に入っていった

やっと出来あがった料理をテーブルに並べていくと圭介さんを呼ぶ
席についたのをみて食べ始めた

「うん上手い、このサラダも上手いな」そう言い見る見るうちに平らげていった


その後2人キッチンに並び後片付けをする
そして私の淹れたコーヒーをソファーで一緒に飲んでいると圭介さんが

「今度休みを取るから東京に行こう」

「東京に?」

「ああ、婚約したことと結婚の報告にウチと葵の伯父さんに会いにいく
日にちが決まったら教えるから伯父さんにも連絡しておいてくれ」

結婚か、まだ婚約したばかりなのに何だか夢のようだ
ぼんやり思っていると「どうした?」と彼に顔を覗きこまれた

「幸せだなぁって」
そういうとぐっと腰を抱き寄せられキスされた

遠くない未来私は彼と結婚する
さらにその数年後には私たちのそばに子供もいるのだろう
そんな姿を想像しながら彼の肩にアタマをのせた


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