年下彼氏と甘い恋
陽太とエレベーターに乗ると、上層階から降りてきた女性が私たちを見た。
美人でスタイルも抜群なところを見れば、陽太の職場の人だろうか。
そのキラキラオーラに押されて俯いてしまう私の耳に、
「陽太君」
聞きたくもない彼女の声が響いた。
その声は想像以上に甘く、そして色っぽい。
敗北感……ひとことで言えば、それだった。
俯く私の隣で、彼女はなおも陽太に聞く。
「新しい彼女?」
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