年下彼氏と甘い恋
「里佳子、いよいよ明日だな」
試食会の準備も整い、続々と商品が送られてきた。
あとはその日を待つだけだろう。
森本先輩の仕事ぶりには毎日驚かされた。
試食会の計画を率先してするだけでなく、リーダーシップもある。
異動してきたばかりなのに、信頼も厚い。
そして、意外にも女性の陰はないのだった。
森本先輩みたいな人が出世するのだろう。
そして、幸せな家庭を築くのかもしれない。
だけど……それでも陽太がいいと思ってしまうほど、私は陽太に惹かれていた。