年下彼氏と甘い恋
そんな私をよそに、
「前園君!このパスタ、美味しいわよ」
「一緒にワイン飲みましょ?」
陽太はやっぱり最上階の美女、いや、このビル中の女性の注目の的になってしまう。
そんな陽太を見ながら、この場から逃げ出してしまいたいと思った。
陽太が女性に囲まれるのを見るのは嫌だ。
だが、もっと言うと、この場で彼女だとバレるのが嫌だ。
きっと私は「たいしたことない」とか「なんであいつが」なんて集中攻撃されるのだろうから。