年下彼氏と甘い恋




陽太は幸せそうに目を細め、私に身を委ねた。

そんな陽太が愛しくて、熱くなった胸が破裂してしまいそうだった。

陽太に抱かれるなんてありえないとか思ったけれど……抱かれたい、もっと触れたいなんて思ってしまう。

私は山下さんよりもずっとずっと劣るが、この気持ちは本物だ。




溢れる気持ちを抑えきれなくなった私は、そっと陽太に抱きついていた。




「そういうのヤバイよ、里佳子」




陽太の声が微かに震えていた。

そんな陽太にそっと告げた。




「ヤバイの分かってるから……」



< 158 / 271 >

この作品をシェア

pagetop