年下彼氏と甘い恋
振り返ると、眠そうに目を細めた陽太の綺麗な顔があった。
見慣れた陽太の顔なのに、ドキドキが止まらなくなる。
再び身体が熱くなる。
私はこうも陽太が好きなんだ。
ふと、窓際に私の服が干してあるのが見えた。
コーンスープまみれになったその服を見て、昨日の試食会の出来事を思い出した。
私は部長の怒りを買ってしまった。
あのオフィスにいられないほどの重大なことをしてしまった。
きっと私を待ち構えているのは、
「退職」
だろう。