年下彼氏と甘い恋
陽太は可愛い弟なのに。
付き合うだなんて問題外なのに。
「里佳子を幸せに出来るのは、俺だけなんだよ?」
こうやって全力でぶつかられると、ぐらついてしまう。
陽太に賭けてみたいなんて思ってしまう。
好きでもなんでもないのに。
ただ、流されているだけなのに。
頷いてしまった私を見て、
「まじで?俺、すっごく嬉しい」
子供みたいな無邪気な顔で笑う陽太を見て、またまたドキンとした。
……胸が熱く痛くなった。