年下彼氏と甘い恋




「申し訳ありませんでした」




そう言って差し出した辞表を、部長は突き返す。

そんな部長をぽかーんと見てしまった。


部長はなおも静かに、そして悲しそうに言う。




「実は私は、昨夜の出来事を覚えてない。

だが、君の心を酷く傷つけたのは確かだ。

君はまだここに残ってやるべき仕事がある。

……残ってくれるのならば」


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