年下彼氏と甘い恋





そんな私に敏感に気付くのが中島さん。

じろじろ私を見て、



「あれ?里佳子ちゃん、昨日と同じ服じゃない?」



余計なことを言う。




「まさか……」





三人からの注視を受け、顔を真っ赤にして俯く私。

身も心も陽太のものになってすごく嬉しいはずなのに……新たな感情が少しずつ押し寄せてくる。

それは、嫉妬であり不安であり、焦りでもある。

モテる男と付き合うためには、常にそんな感情と戦わないといけないのだろう。





「どっちにしても、これからもよろしくね」




笑顔の中島さんに、深々と頭を下げた。


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