年下彼氏と甘い恋
頭がボーッとなる。
もっともっと陽太とこうしていたいと思ってしまう。
陽太は再び私に手を回し、甘えたように言う。
「抱きたい……」
こくりと頷いた私を、力いっぱい抱きしめる陽太。
私だって抱いて欲しい。
陽太の優しさに触れて、幸せを感じたい。
それでも、
「今日は抱けないよ」
陽太は切なげに告げる。
「里佳子、身体しんどいでしょ?
俺の欲望のままに抱いちゃいけないよ」
その優しさが胸に染みる。
確かに下腹部は重く、出血さえした。
だけど……そんなことだって幸せだと思えるほどの時間だった。