年下彼氏と甘い恋
近くあの日、離れる心





次の日……




仕事に行った私は、予想通りみんなの集中攻撃を受けた。





「あれ、里佳子ちゃん!

聞いてもいいのかな?」



にこにこ笑う中島さんに、



「SE王子、爽やかなのに大胆なことするんだな」



面白そうな奥原さん。

そして、



「あのガキならしますよ」



森本先輩はため息混じりに言った。

そんな私たちの横で、急に立ち上がる野村君。

野村君は真っ赤な顔で、自分のデスクをひと蹴りして出て行ってしまった。

そんな野村君を見ながら、


「なんだアイツ」


なおも面白そうな奥原さん。



「あんな態度だからモテねぇんだよ」


< 201 / 271 >

この作品をシェア

pagetop