年下彼氏と甘い恋
『里佳子ごめん、今日は残業するよ』
携帯には、陽太からLINEが入っていた。
それを見てがっかりしたものの、少しだけ嬉しかった。
今日は久しぶりに一人になれる。
甘くて少し苦い陽太との恋から解放されるんだ。
それに……いち早く下着を新調しないといけないと思った。
奥原さんや中島さんの言葉が、私の不安を駆り立てるのだった。
歴代彼女はどんな下着を穿いていたのだろう。
まさか、ガーターベルトとか……ストッキング破るとか……
妄想が妄想を呼び、泣きそうになる。
女性慣れしている陽太のことだ、今の普通すぎる行為では、そのうち飽きてしまうかもしれない。
こんなものを着るのは恥ずかしいが……
でも……
私は刺激的な赤い下着を手に取っていた。
その下着をレジに突き出した時、最高潮に恥ずかしかった。