年下彼氏と甘い恋







そのままどうやって家に帰ったのかも分からない。

きっと雪の舞う道をふらふらと幽霊のようにさまよい歩いたのだろう。

暗くて寒い家に戻った私は、電気をつけるのさえ忘れ、バタッとベッドに倒れこんだ。





最悪だ……

カルティエの指輪なんて……

陽太、山下さんのこと、本気だったんじゃん。

結婚するつもりだったんじゃん。



< 211 / 271 >

この作品をシェア

pagetop