年下彼氏と甘い恋




「じゃ、買い出しよろしくお願いします。

中島さんと里佳子は、このまま俺の家に行きましょう」



森本先輩の言葉に、



「なっ、なんで森本さんは女性たちを引き連れていくのですか?

もしや、遠山さんに……」



震える声で聞き返す野村君。

そんな野村君を、冷めた目で見る森本先輩。

そして、冷たい声で言い放った。




「女性だからだ。

てめぇは女性に重いものを持たせられるのか?」





森本先輩はどれだけ出来た男性なのだろう。

元ヤンという事実を除けば、パーフェクトな男性だ。

そしてきっと私は嫌われていない。





私の心の中で悪魔が囁く。

「森本先輩にしちゃえば?」

そう出来たら、どんなに気持ちが楽だろう。



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