年下彼氏と甘い恋



私の言葉にぱっと輝く中島さんの顔。

そして言う。




「里佳子ちゃん!もしかして、もらったの?

スピード結婚なの!?」



「……ですよね」




そう言いながらも胸が痛んだ。

カルティエの指輪、イコール、婚約指輪と想像してしまうのは私だけではないらしい。





「実は……私がもらった訳ではないんです」




その言葉に、中島さんは気まずそうな顔になる。

その気まずそうな顔が、またまた私の胸にしみた。


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