年下彼氏と甘い恋
そして次の日……
案の定、熱が出た。
私だけではなく、陽太も熱が38度あり、
「今日、仕事休もうかなぁ」
なんてぼやいている。
そんな陽太をまだ直視出来ない私は、
「私は……やらなきゃいけない仕事があるから」
ふらつく体に鞭打って立ち上がる。
「里佳子、無理しちゃいけないよ。
今日は一緒に休もう?」
その誘惑に負けそうになる。
私の手を握る陽太の大きな手にクラクラする。
だが、その手は熱く、陽太が元気ではないことを思い知らされる。
陽太が熱を出してしまったのも私のせいだ。
私のせいで……
再び自己嫌悪に陥る私に、陽太は静かに告げる。
「里佳子、今、自分を責めてるでしょ?」