年下彼氏と甘い恋
「……え?」
顔を上げると、陽太の綺麗な瞳と視線がぶつかった。
その瞳に見つめられると、こんな時でさえ胸が熱くなる。
陽太を散々傷つけた私は、陽太を好きでいる資格なんてないのに……
でも、この気持ちはどうにもならないのだ。
「俺こそごめん」
陽太はそっと私の頰に触れる。
焼けるように熱いその手に触れられて、私の頰も焼けるように熱くなる。
「俺、里佳子の気持ち、ちゃんと考えていなかった。
里佳子が茉美にどんな感情を抱いているのか、気にしなかった」