年下彼氏と甘い恋
年下彼氏と、永遠に…
その週の土曜日……
十二月末にしては、驚くような小春日和だった。
太陽が燦々と輝き、蝶すら舞っていそうなほどだった。
私の体調はすっかり回復し、今日は指輪の捜索にもってこいの日となった。
あれから、陽太からは結婚の話は聞いていない。
もしかしたら、陽太の中ではなかったことになっているのかもしれない。
それでも私は必ず指輪を見つけ、陽太に伝えようと思う。
結婚したいと。
例えそれが断られたとしても。