年下彼氏と甘い恋
こんな趣味の悪い男でも、付き合えるだけマシなのかもしれない。
ウザくて気持ち悪いが、お金には困らないかもしれない。
そんなことを考える私は相当腹黒い。
この人でいいや……
今回こそは……
「どこの店で飲み直す?」
彼に聞くと、ロレックスを輝かせながら趣味悪く輝く建物を指差す。
いくら経験のない私でも、それが何かはすぐに分かった。
……ホテルだ。いわゆる、ラブホテルだ。
背中をぞっと寒気が駆け上がる。
だけど、それを必死に我慢して頷いた。
こんな気持ち悪い男でも、私の彼氏になってくれるなら……