年下彼氏と甘い恋
好きだから不安になる
足は擦り切れズキズキする。
胸は陽太を思いドキドキする。
こんなに短時間でこうも陽太に惚れ込んでしまうなんて。
我ながら驚きを隠せない。
「おはようございます」
いつも通り出社すると、オフィスはなんだかざわついていた。
このざわつき様は昨日と同じ。
きっとみんなは、「SE王子」の噂でもしているのだろう。
話に入らないからと思いながらデスクに座った私に、隣の席の中島さんが思わぬことを言った。