年下彼氏と甘い恋
「里佳子ちゃんって、喧嘩強いの?」
「……え?」
開いた口が塞がらない。
なんで、よりによってこのタイミングで……!?
ぽかーんと中島さんを見つめると、中島さんの後ろに立っていた奥原さんがニヤニヤしながら私に言う。
「だって遠山、昨日見知らぬ男に飛び蹴りしてただろ?」
「は?」
「すげー強かったけど、スカートめくれ上がってパンツ見えてたぞ?
ベージュの色気のないパンツがな」
「なっ……」
顔を真っ赤にして、思わずスカートの裾を押さえつけた。