年下彼氏と甘い恋






陽太のことを考えながら仕事をして、気付いたら昼休みになっていた。

陽太のことを考えてもドキドキしない、なんて過去の話で……陽太を思うと胸が熱くなった。

会いたいとか、手を繋ぎたいとか、触れたいとか、挙げ句の果てにはキスしたいなんて思ってしまう。

そして、昨日のキスを思い出して悶絶した。




気付いたら、私は想像通りの「恋する乙女」になっていた。

陽太に対する気持ちが一日でこうも大きくなるなんて、恋の力は恐ろしい。





「里佳子ちゃん、ランチ行こ?」




中島さんの言葉で我に返り、慌てて立ち上がった。


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