年下彼氏と甘い恋
正直、陽太とランチに行くことにならなくて良かった。
こんな状態で陽太に会ったら、私はさらにのめり込んでしまうだろう。
ここは少し距離を置いて、クールダウンするべきだ。
それでも、エレベーターの中で、ビルのホールで、陽太がいないかななんて周りを見回してしまう。
そんな私を中島さんは目ざとく見つけ、
「SE王子、いないね」
なんて言うから、その度に飛び上がりそうになっていた。
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