年下彼氏と甘い恋






「それにしても里佳子ちゃん、ベージュのパンツ穿いているなんてね」




洋食店に入ってから、奥原さんの余計な言葉を思い出して、中島さんはずっと笑っていた。

恥ずかしいが、こうやって笑い飛ばしてくれる中島さんが好きだ。




「そんな……色気のないとか言われても……

まだ、そんな関係でもないのに」



ぼやく私に、



「でも、いつそういう関係になるか分からないよね?」



中島さんは言う。




陽太と……そういう関係?

考えられないし、考えると……発火しそう。

背中に触れただけで頭がおかしくなりそうだった。

唇が触れると失神しそうだった。

そんな陽太と、「そんなこと」なんて……


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