年下彼氏と甘い恋
「ごめん、一人で帰る」
逃げようとする私に、
「あれ?里佳子、どうしたの?」
驚きながらもつきまとう陽太。
そんな陽太を睨み、言ってしまった。
「私、チャラいの無理だから」
「……え?」
「付き合うなら、私だけを見てくれる人がいい」
私たちの間に沈黙が訪れた。
陽太のその大きな瞳には、驚きや悲しみが見え隠れした。
まるで怯えた子犬みたいな陽太を見て、私はなんて顔をさせているのだろうと思う。
だけど……不安で仕方がない。
陽太のモテっぷりを目の当たりにすると!