年下彼氏と甘い恋



そのまま陽太に背を向けて駆け出した。



ヒールを履く擦り切れた足は、地面を蹴る度に悲鳴を上げた。

冬の冷気が身体を刺した。

でも、心が一番ダメージを受けていた。

胸が痛んで、きゅうっと締め付けられた。





やっぱり、陽太は私の手に負えない。

陽太が彼氏だなんて、無理なんだ。




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