年下彼氏と甘い恋
陽太の言動は明らかに私の怒りのボルテージを高めているのだが、
「俺、心配だったんだよね。
里佳子、本当に俺のこと、何とも思っていないのかなぁって」
メラメラ燃えるような怒りのオーラなんて気にせず、陽太はにこにこと告げる。
「だからさぁ、わざと女性に囲まれてみた」
「は?」
「里佳子がどんな反応するかなぁと思って、わざと女性たちと食事に行った」
「……」
「そうしたら、里佳子ちゃんと怒ってくれた。
俺のこと、好きなんだね」