aventure
マンションの前で桜智に電話すると
桜智はグレーのボアパーカーを羽織り
赤いチェックのミニスカートにムートンブーツを履いて出てきた。
正直、普通に可愛いと思った。
大学生らしい年相応のカッコの桜智もそれはそれで波瑠の気持ちを揺らす。
波瑠は憎らしい父の愛人を奪うという目的より
目の前にいる可愛い大学生の桜智が欲しいと素直に思ってしまう。
「どこ行こうか?
少し飲む?」
「うん。」
すぐにホテルに連れ込むのも断られそうなので
まずはアルコールを飲ませて
気を緩ませようと画策した。
この季節にミニスカートに生足はかなり寒そうだが
いかにも若い女の子らしい。
「寒くない?」
「うん。」
波瑠は桜智と手を繋ぎタクシーを拾うと
ホテル街の近くにあるバーに桜智を連れて行った。
桜智にいくつか甘めのカクテルをすすめて
少し酔いが回るのを待った。
「桜智…そろそろ帰ろうか?」
「…うん。」
桜智はガードが緩くなり、
寂しいのか帰りたく無さそうだ。
波瑠はバーを出ると桜智の手を引いて
ホテル街に向かって歩いた。
桜智はアルコールで脚が少しふらつきながらも
周りの煌びやかなライトに
かなり緊張しているみたいだった。
「先輩、こっち帰り道と違うんですけど…」
「少し休んでかない?」
波瑠が桜智の顔を覗き込んで聞いた。
「あ…でも…」
「休んでくだけ。
何もしないから。
そんなに警戒しないで。」
桜智は下を向いたまま唇を噛んで困っている。
波瑠は強引に桜智の手を引いて近くのホテルに入った。
「桜智…なんか飲む?」
「ううん。」
「先にシャワー浴びてもいい?」
「え?」
「なんか髪とかにタバコの匂いが着いて気持ち悪くて…」
桜智はかなり無口になった。
波瑠が動くたびに緊張してるのが伝わった。
波瑠が上半身を脱いでバスルームに向かうと
桜智は波瑠の身体を見ないように目を逸らした。
桜智はグレーのボアパーカーを羽織り
赤いチェックのミニスカートにムートンブーツを履いて出てきた。
正直、普通に可愛いと思った。
大学生らしい年相応のカッコの桜智もそれはそれで波瑠の気持ちを揺らす。
波瑠は憎らしい父の愛人を奪うという目的より
目の前にいる可愛い大学生の桜智が欲しいと素直に思ってしまう。
「どこ行こうか?
少し飲む?」
「うん。」
すぐにホテルに連れ込むのも断られそうなので
まずはアルコールを飲ませて
気を緩ませようと画策した。
この季節にミニスカートに生足はかなり寒そうだが
いかにも若い女の子らしい。
「寒くない?」
「うん。」
波瑠は桜智と手を繋ぎタクシーを拾うと
ホテル街の近くにあるバーに桜智を連れて行った。
桜智にいくつか甘めのカクテルをすすめて
少し酔いが回るのを待った。
「桜智…そろそろ帰ろうか?」
「…うん。」
桜智はガードが緩くなり、
寂しいのか帰りたく無さそうだ。
波瑠はバーを出ると桜智の手を引いて
ホテル街に向かって歩いた。
桜智はアルコールで脚が少しふらつきながらも
周りの煌びやかなライトに
かなり緊張しているみたいだった。
「先輩、こっち帰り道と違うんですけど…」
「少し休んでかない?」
波瑠が桜智の顔を覗き込んで聞いた。
「あ…でも…」
「休んでくだけ。
何もしないから。
そんなに警戒しないで。」
桜智は下を向いたまま唇を噛んで困っている。
波瑠は強引に桜智の手を引いて近くのホテルに入った。
「桜智…なんか飲む?」
「ううん。」
「先にシャワー浴びてもいい?」
「え?」
「なんか髪とかにタバコの匂いが着いて気持ち悪くて…」
桜智はかなり無口になった。
波瑠が動くたびに緊張してるのが伝わった。
波瑠が上半身を脱いでバスルームに向かうと
桜智は波瑠の身体を見ないように目を逸らした。