(※キミ限定)ドキドキさせるの禁止ですっ!

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「じゃあ無事連絡ついたんすね?」



「あぁ、ご両親が迎えに来てくれることになった」



声が聞こえる…。



誰…?



「……」



ゆっくりと目を開けると、真っ白な天井と、眩しい電気の明かりが見えた。



ここは…?



気づいたら私は、ベットカーテンに囲まれたベッドに寝ていて、カーテン越しに、誰かが話しているのが聞こえてくる。



「…良かったぁー。

倒れたの見たときは、どーしたらいいかマジ焦ったもん」



「普通はそうなるよな。

でも君がすぐ気づいてくれて良かったよ」



「まーな」



そうだ…私…、


さっき駅のホームで倒れて…。

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