隣にいたのは
タイトル未編集

今井莉奈、高校3年生。

大学付属の高校に通い、付属内のテストまで3ヶ月といったところだ。

これで大学に行けるかどうかが決まる。

そんな受験3ヶ月前、成績の悪い私は塾に通うことを決意した。

塾なんて面倒臭い…

私はクラスでワースト3に入るくらい数学ができない。英語も苦手だ。第1志望に入るなんて無理に等しい。

知り合いに紹介された塾の体験に来てみたがもちろん塾長からは不評。

「この公式は?」 「わかりません」

「…じゃあとりあえず体験だけでも。あ、今日君を担当する瀬川くんだ。ほら、挨拶して!」



目を疑った。こんなイケメンの塾講師っているのかと。本当にかっこいい。

「瀬川優希です。担当科目は今日は数学を担当させて頂きます!宜しく!」

「よっ、宜しくお願いします!!」

これが私と先生の出逢いだった。
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