いじっぱりなオトコマエ女子と腹黒なイケメン御曹司の攻防
お互い言い切って、相手の主張が受け入れられなくて。数秒の沈黙の後、ポツリと涼介が呟いた。
「そんな風に意地はって素直じゃないヤツなんて誰も好きにならないよ」
「うるさいな。私だって誰も好きにならないから平気なのっ」
音が出た瞬間、固い声音過ぎて自分でもびっくりした。涼介もびっくりしたんだろう、隣からの強い視線を感じたけれど、向き合う勇気はとてもじゃないけどなかった。
「ーーー多分、恋愛にむいてないから。平気」
涼介が何か言いたそうな空気を立ち上がる事で遮った。
「じゃあ、いくね。バイバイ」
最悪だと思った。しばらく会わないにしても、きっとまた友達に戻れると思ってたのに、その可能性は完全になくなった。
「そんな風に意地はって素直じゃないヤツなんて誰も好きにならないよ」
「うるさいな。私だって誰も好きにならないから平気なのっ」
音が出た瞬間、固い声音過ぎて自分でもびっくりした。涼介もびっくりしたんだろう、隣からの強い視線を感じたけれど、向き合う勇気はとてもじゃないけどなかった。
「ーーー多分、恋愛にむいてないから。平気」
涼介が何か言いたそうな空気を立ち上がる事で遮った。
「じゃあ、いくね。バイバイ」
最悪だと思った。しばらく会わないにしても、きっとまた友達に戻れると思ってたのに、その可能性は完全になくなった。