いじっぱりなオトコマエ女子と腹黒なイケメン御曹司の攻防
6.
暗い気持ちのまま会社についた私を待っていたのは、私を見てざわつくオフィスと受け止めきれない程にテンションの高い梨花さんだった。
「柏木ちゃんってば!もぅっ、なんで言ってくれなかったのよー。今朝私と部長に連絡もらって、びっくりしたわよ」
「はい?あの、梨花さん、ちょっとお話しが見えないのですが」
「だから!ミズイさんの事よ!なんで知り合いだって教えてくれなかったのー?やっぱり、あれ?ミステリアスで個人情報開示してないから気を遣ってみたの?」
ミズイの名前が出た瞬間、大袈裟でなくくらっとした。
「え、あの、なんで……ですか?」
「だから連絡があったんだって!もぅ柏木ちゃんってば大丈夫?ちゃんと話聞いてる?」
「聞いてます……はい。そう、連絡が……。え!?なんで?」
「柏木ちゃんってば!もぅっ、なんで言ってくれなかったのよー。今朝私と部長に連絡もらって、びっくりしたわよ」
「はい?あの、梨花さん、ちょっとお話しが見えないのですが」
「だから!ミズイさんの事よ!なんで知り合いだって教えてくれなかったのー?やっぱり、あれ?ミステリアスで個人情報開示してないから気を遣ってみたの?」
ミズイの名前が出た瞬間、大袈裟でなくくらっとした。
「え、あの、なんで……ですか?」
「だから連絡があったんだって!もぅ柏木ちゃんってば大丈夫?ちゃんと話聞いてる?」
「聞いてます……はい。そう、連絡が……。え!?なんで?」