いじっぱりなオトコマエ女子と腹黒なイケメン御曹司の攻防
7.
「ゔぅ〜〜〜」
自分の机に突っ伏して奇声を発しているのは、どうにも現状が納得出来ないから。上手くいかないから。いや、上手くいってない訳じゃないな。
「柏木ちゃん、どうした?なんか悩み?」
「梨花さん。いや、まぁ……」
「何なに?仕事は超順調なのに、何を悩んでるの?」
そう、仕事は順調で上手くいっている。上手くいってないのは、私の心理状態の制御だ。
再開からもうすぐ二カ月、涼介との仕事には確かに満足している。流石に伝説のウェブデザイナー、納期にだって余裕で間に合うし、クライアントへ途中報告するたびに高評価を頂いている。
でも、困るのだ。
「悩んでる訳じゃないんです……」
梨花さんに心配かけるのが申し訳なくて、もそもそと弁解するけど、声は尻すぼみになってしまった。
自分の机に突っ伏して奇声を発しているのは、どうにも現状が納得出来ないから。上手くいかないから。いや、上手くいってない訳じゃないな。
「柏木ちゃん、どうした?なんか悩み?」
「梨花さん。いや、まぁ……」
「何なに?仕事は超順調なのに、何を悩んでるの?」
そう、仕事は順調で上手くいっている。上手くいってないのは、私の心理状態の制御だ。
再開からもうすぐ二カ月、涼介との仕事には確かに満足している。流石に伝説のウェブデザイナー、納期にだって余裕で間に合うし、クライアントへ途中報告するたびに高評価を頂いている。
でも、困るのだ。
「悩んでる訳じゃないんです……」
梨花さんに心配かけるのが申し訳なくて、もそもそと弁解するけど、声は尻すぼみになってしまった。