いじっぱりなオトコマエ女子と腹黒なイケメン御曹司の攻防
「あれ?聞いてない?」
「聞いてないです!」
「ホントに?部長からは?って、ミズイさんからは?」
「両方共聞いてません!いつの間にそんな……ホントなんですか!?」
「あれ?じゃあ、なんか行き違っちゃったのかな?」
驚いて焦りまくるのを、仕事量が増える心配をしているのだと誤解した梨花さんが丁寧に説明してくれる。
「なんかね、柏木ちゃんのおかげで仕事が凄くはかどるから、ミズイさんから他の仕事も引き受けようかって提案があったらしいの。担当を自分のワガママで変えてもらったお礼も兼ねてって」
「そう、ですか……」
なかなか仕事を受けないデザイナーからの逆オファーなんて、そりゃあ、部長も上層部も大喜びだったろう。
「でね、その話を紅栄堂さんにもっていったら大喜びで。他社に決まりかけてたのをひっくり返して、うちに依頼くれたんだって。金額も大きいし、相手さんは今後の継続契約も念頭に置いてるらしいわよ」
「聞いてないです!」
「ホントに?部長からは?って、ミズイさんからは?」
「両方共聞いてません!いつの間にそんな……ホントなんですか!?」
「あれ?じゃあ、なんか行き違っちゃったのかな?」
驚いて焦りまくるのを、仕事量が増える心配をしているのだと誤解した梨花さんが丁寧に説明してくれる。
「なんかね、柏木ちゃんのおかげで仕事が凄くはかどるから、ミズイさんから他の仕事も引き受けようかって提案があったらしいの。担当を自分のワガママで変えてもらったお礼も兼ねてって」
「そう、ですか……」
なかなか仕事を受けないデザイナーからの逆オファーなんて、そりゃあ、部長も上層部も大喜びだったろう。
「でね、その話を紅栄堂さんにもっていったら大喜びで。他社に決まりかけてたのをひっくり返して、うちに依頼くれたんだって。金額も大きいし、相手さんは今後の継続契約も念頭に置いてるらしいわよ」