俺様でドSな鬼畜課長に捕まります。

余談はそこまでにして、上司の方々に気を回さないと!

あ、部長のグラス空いてる!

部長は怖くないからいい方なんだよね。

それでも結局は嫌だけど、注ぎに行かないと…。


「部長!どうぞ。」


新しくビールを注いで部長に渡す。


「あぁ、ありがとうね!立花さんは気が利くね!」


「いえ、では私はこれで。」


「待って。立花さん、君も一緒に飲もうよ。」


「えっと…あの、他の方にも注がないといけないので。」


「いいじゃないか。他にも女の子はいるんだから!」


と、言いながら部長は肩に腕を回してきた。

ちょっと…いや、結構、酔ってるらしい。(汗)

部長は温和で全然怖くないんだよね。

でも、こういうのはちょっとなぁ…。

──怖い。

あ〜!部長が酔うとやばいって言うの忘れてた…!

どうしよう。

これ以上近付かれたら、震えてきちゃう…。

怖い。怖い。怖い。

どうしよう。





──誰か、助けて。
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