俺様でドSな鬼畜課長に捕まります。
居酒屋の外に出て、2人を落ち着かせた私はまた居酒屋に戻ってきていた。
さっきので疲れてしまったのか、
ここのお酒が美味しいのかはわからないけれど、
なんだか今日はペースが早い気がする。
飲み過ぎかなとは思うけど、今日くらいは良いかなと思ってしまった。
「詩乃!私、彼氏来たから帰るね!」
「立花先輩!私もお先に帰ります!」
そんな声が、聞こえていたのに。
まぁいいや、終電までには帰ろ。
今日はそれまで飲んじゃおう。
…そんなふうに思ってしまったんだ。
──こんなことに、なるなんて。