何度でも




呼ばれて直ぐに病院に行くと、そこにはいろんな管に繋がれた美桜がいた。


その場には新城と理沙がいた。


「なんで、新城がいんだよ」

「最後に電話したのが俺だったから、病院から呼ばれたんだよ。それからは久遠さんに連絡したよ」


「美桜……………ゔ………っ…………ぅ………」


酷い顔で泣く理沙。


「百合子さんには連絡取ったか?」

「…………何で美桜のお母さんの名前知ってんのよ………」

「そりゃあ、分かるさ!!!何年幼なじみしてると思ってんだよ!!!!」


「………っ!!!??あなたまさか……………」 


「お前…………」


「……あぁ。さっきな。それより何か他に俺が出来ることはないのか…………………っ!」


「出来ることは全部したって先生が言ってた。今日が峠って……………………。このまま美桜が死んだりしたら私……………」


「縁起でもないこと言うなよ!!!美桜は必ず大丈夫だ。きっと…………戻ってくる!!!」



きっと今まで俺が最低なことをしてきた罰だ。


…………………お願い。美桜を助けてくれ………………。







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