何度でも
担当の教師の自己紹介や、私たち新入生の自己紹介。そして、学級委員を決めたりと、1日目はザッと決めごとをして終わった。
学級委員長は、なんと私と颯真(笑)
颯真はいつも推薦されて学級委員長をしていたらしい。
それで、あと1人の女子はどうするか話し合ってたところ、私の名前が上がったら……………らしい。
私はボーッと外を眺めてたから、話聞いてなかったんだよね(笑)
急に話振られたから、『はい』って返事したら即決定。
まぁ……………別にいいんだけどさ。
周りが後で駆け寄って言うには、『頭が良い』、『恋とかに興味なさそう』、『取られないという安心感がある』らしい…………………って、はぃ!?
恋とかに興味なさそう!??
酷くない?(笑)
どうゆうイメージよ(笑)
それに、取られないという安心感があるって…………。
私は颯真と釣り合わないと?
そんなこと小学生の頃から知ってるっつーの!!
確かに颯真と私が並んだらそれはそれは悲惨だったよ?
囲む周りだって、美女ばっかりだったし。
それでも、『幼なじみ』って言うレッテルがあったから、私は近くにいれたんだよね。
もし、それがなかったら、私たちはどうなってたんだろう?
ずっと話さずじまい?
そもそもクラスメイトD?
今までのような関係じゃなかったのかもね。
そう思うと、幼なじみに感謝だよね。