何度でも


担当の教師の自己紹介や、私たち新入生の自己紹介。そして、学級委員を決めたりと、1日目はザッと決めごとをして終わった。

学級委員長は、なんと私と颯真(笑)

颯真はいつも推薦されて学級委員長をしていたらしい。

それで、あと1人の女子はどうするか話し合ってたところ、私の名前が上がったら……………らしい。


私はボーッと外を眺めてたから、話聞いてなかったんだよね(笑)

急に話振られたから、『はい』って返事したら即決定。

まぁ……………別にいいんだけどさ。

周りが後で駆け寄って言うには、『頭が良い』、『恋とかに興味なさそう』、『取られないという安心感がある』らしい…………………って、はぃ!?

恋とかに興味なさそう!??

酷くない?(笑)

どうゆうイメージよ(笑)

それに、取られないという安心感があるって…………。

私は颯真と釣り合わないと?

そんなこと小学生の頃から知ってるっつーの!!

確かに颯真と私が並んだらそれはそれは悲惨だったよ?

囲む周りだって、美女ばっかりだったし。

それでも、『幼なじみ』って言うレッテルがあったから、私は近くにいれたんだよね。

もし、それがなかったら、私たちはどうなってたんだろう?

ずっと話さずじまい?

そもそもクラスメイトD?

今までのような関係じゃなかったのかもね。

そう思うと、幼なじみに感謝だよね。

< 21 / 125 >

この作品をシェア

pagetop