何度でも
周りはやっぱり女子が多いわね。
だけど、近寄りがたくて外から見てるって感じ。
男子たちは普通に絡んでる様子。
特にあの隣にいる男子とはかなり仲が良さそう………………っていうか、男子の方がグイグイ言ってて、内心颯真鬱陶しそう…………(笑)
まぁ、それぐらいの方が颯真には合いそうだけど。
「美桜?誰見てんの?」
「ちょっとねー」
「あ、察し…………。あまり干渉すると嫌われるぞー?(笑)」
「大丈夫。向こうは私のことに興味ないから」
自分で言ってて、ちょっと悲しい………………(笑)
あ、なんか綺麗な女子が話しかけた!!!!
お。あの女子2人と班を組むのね?
無事に班が決まってホッとした(笑)
……………………って、なんかお母さんみたいな心情……………。
暖かく見守る、とかね?
ま、理沙にそんなこと言ったら『アンタの場合、それ単に監視だから』って言われそうだけど…………。
一応、見守ってるからね?
「班が決まりましたら、席へ戻ってください」
颯真のその声で、決まった人たちは次々と席へついていった。