何度でも



周りはやっぱり女子が多いわね。

だけど、近寄りがたくて外から見てるって感じ。

男子たちは普通に絡んでる様子。

特にあの隣にいる男子とはかなり仲が良さそう………………っていうか、男子の方がグイグイ言ってて、内心颯真鬱陶しそう…………(笑)


まぁ、それぐらいの方が颯真には合いそうだけど。


「美桜?誰見てんの?」

「ちょっとねー」

「あ、察し…………。あまり干渉すると嫌われるぞー?(笑)」

「大丈夫。向こうは私のことに興味ないから」

自分で言ってて、ちょっと悲しい………………(笑)


あ、なんか綺麗な女子が話しかけた!!!!

お。あの女子2人と班を組むのね?


無事に班が決まってホッとした(笑)


……………………って、なんかお母さんみたいな心情……………。

暖かく見守る、とかね?

ま、理沙にそんなこと言ったら『アンタの場合、それ単に監視だから』って言われそうだけど…………。

一応、見守ってるからね?

「班が決まりましたら、席へ戻ってください」

颯真のその声で、決まった人たちは次々と席へついていった。



< 36 / 125 >

この作品をシェア

pagetop