何度でも
「は?今なんと?」
「だから、お母さんが高校受験でインディード学園受けて良いんだってさ」
「マジかよ。金はあるの?」
「なんか、私の為に貯めていたのがあるんだって」
それにしても、よくそんなに貯まったよね?
不思議…………。
お年玉とか預けてたから、それもあるのかなー?
「まぁ、頭は悪くないし、美桜なら一発で受かるでしょうね」
「お母さんにも同じこと言われた。でも、今日から塾の習い事とか始まるけどね……………」
必要ないんじゃない?ってものも、中には入ってるけど、いづれ必要になるって思って取り組まなきゃ!
「でも、理沙と離れるのは寂しいね…………」
向こうで新しい友達作んなきゃってなるよね。
せっかく何でも言い合える友達が出来たのに…………。
「………………美桜」
「ん?」
「まぁ、私も目指してあげてもいいけどー?」
「理沙も!?」
「ええ♪美桜が寂しそうだし、まぁ暇つぶしー?私なら美桜と同じく受かるでしょ」
た、確かに理沙なら受かるでしょうね!
頭いいもんー!!!
理沙受かって、私が落ちるのは嫌よ?
「まぁ、一般枠が5つあるんだしいいじゃないの〜。2人が受かる確率高くなってさ」
うーん……………確率高くなったといえるのか?