何度でも
side颯真
テストは3日間に渡り行われるため、帰って見直しや勉強が出来るようにと、12時前には学校が終わるようになっている。
放課後になると迷わず俺は保健室へ向かった。
_______ガラッ。
「あら、志乃田さん。どこか悪いの?」
「先生。四ノ宮さんいますか?」
「あそこのベッドに寝ているわ」
そう言って奥のベッド室を指指した。
「分かりました」
「あ、そうだ!志乃田さん」
「何ですか?」
「私、今から職員室に行かなきゃいけないの。四ノ宮さんの書類とかも出さないといけないし………。だから、少しの間彼女のこと見てもらってても大丈夫?」
「大丈夫ですよ」
「助かるわ!じゃあ、お願いね」
先生はそう言うと部屋から出て行き、俺は四ノ宮のいるベッド室へ向かった。