不・適合者
「はあ…ただいま。」


「愛結、お帰りなさい。遅かったじゃない?どうしたの?学校から出たら連絡してっていつも言ってるじゃない。」


「うるさい!!なんなの?学校でも家でも愛結、しっかりしてって。もう嫌だよ!」


「愛結!」


―――バンッ


ドアを勢いよく閉めて部屋に閉じこもった。


なんでママにあんなこと言っちゃったんだろう…。


ただの八つ当たりじゃん…。はあ…。


私のせいでみんなにいっぱいストレスを与えてる。


私はいらない子なんだ。いたらみんなに迷惑なんだ。


生まれてこなきゃよかったなあ…。


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